この時期だからこそ
2009年2月にエボルテック株式会社は誕生致しました。世界同時不況に伴う経済危機に直面し、名だたる有名企業が売上ダウン、積極投資の凍結、工場閉鎖、大規模リストラクチャリングの実施等、ネガティブな市場環境の真っただ中で弊社は誕生致しました。
何故この時期に設立したのか?
周囲の経営者や有識者の方たちからは「理解不能」の同義語ばかりが並べたてられました。
確かにセオリーで考えるとその通りなのかもしれません。ただ、私には「この時期だからこそ!」の確信がありました。
経済環境サイクルが好転しているときには、何もしなくても「雨後のタケノコ」のように新しい会社や新しいビジネスモデルが台頭してきます。しかしそれは用意された地盤の上に建物をつくるようなものであり、その地盤が無くなった場合には不安定な舵取りが求められます。
ピンチをチャンスに
この時期だからこそ困っているお客様がある、この時期だからこそ困っているエンジニアがいる、との想いが私の中で膨らみ、その衝動に近い熱い想いはもう誰にも止めることができませんでした。それは自らが地盤をつくり、自らの地盤にビジネスモデルを植え付けることによる、全てが自己責任の覚悟です。
険しい月日が過ぎて行きました。確かに独自の道は険しく、逆風吹きすさぶ中でのハンドリングでした。ただ、その中でも成長させて頂くことが出来たのは、これもひとえに、支えてくださったお客様、ついてきてくれたエンジニア、エボルテックを暖かく見守ってくださる皆様のおかげだと感謝しております。
今後も多くのステークホルダーに技術力、供給力、競争力を提供し、技術進化で恩返しができるよう立ち止まることなく進化を続けてまいります。今後もエボルテック株式会社を宜しくお願い申し上げます。